興信所の現実

世間の認識と探偵業

世間では身元調査を良くないモノと認識する傾向にある。

悪意に個人情報を利用したり、事件が発覚した際の経緯で身元情報を悪用している事が原因して認識違いが起きている。

しかし、ご自分がトラブルに巻き込まれ「トラブルの相手を特定」する手段として「相手の素性や身元情報は必要になる」のである。

法的手段が必要になる場合には「相手の情報」は必ず必要で「訴訟の相手」が特定できない裁判など存在しないだろう。

このようにご自分が窮地に立って初めて認識違いを認める方が大多数である現代社会は悪事が横行しやすいとも表現できる。

正当な主張により第三者の個人情報が必要であっても「開示されない場合」が多いのである。

探偵や興信所が調査により行う身元調査の多くは「必要正義に基づく調査」である場合が殆どといっても過言ではない。

世間の認識違いは「探偵自身が招いた結果」でもあるが、正当な理由で情報を欲している方々には温かい世間であって欲しいと願うばかりである。

日本人が求める理想は「弱きを助け強きをくじく」であり「最後に正義は勝つ」であると思う。

探偵は高額?

探偵が悪意の化身的な扱いを受ける理由は他にも存在する。

ダーティーなイメージが強い業種である探偵ならではの理由なのだが「高額な報酬」が最たる理由の一つだろう。

探偵側でお話しすると一言で「薄利多売な商売ではない」が正直なところであり、世間の感覚を修正させていただけるならば「観光葬祭に近いイメージ」で接していただけると有り難い職業なのである。

出産や結婚・入退院や葬儀などのように「人生の転機で探偵は必要とされる」傾向が強いのである。

長い人生で探偵を雇う事などめったに無いのだから当然だろう。

需要が低い職業であり扱う業務も単価が安く出来ないが正直なところと理解していただけると「高額な調査費用」も少しはご納得いただける事だろう。

しかし、お話しした冠婚葬祭関係の業種にも時代の流れとも言うべき「格安結婚式」が話題になっている。

従来の結婚式にかかる相場は200万円と言われてきたが「身内だけプラン」などの登場により本当に安く結婚式が行える時代になって来ている。

豪華な結婚式場もあの手この手を考える時代なので「探偵業も格安プラン」の確立が望ましいのかもしれない。

「プロの技術を格安で!」を掲げる探偵がネット上に溢れる時代も近いかも知れない。

著者はアナログ時代から探偵業を知っている人間なので少々複雑で不安な心境になる・・・どうなる事やら探偵業。